農作物病害虫発生予察予報について

福井県HPより

 

このことについて、下記のとおり発表しましたので送付します。

 

連絡先

福井県農業試験場

病害虫防除室

Tel 0776-54-5100

FAX 0776-54-6403

E-mail byogaichu-boujo@fklab.fukui.fukui.jp

 

令和3年農作物病害虫発生予察予報第1号

3月~4月の気象概況

3月の天気は数日の周期で変わるでしょう。気温は、高い確率60%です。4月の天気は数日の周期で変わるでしょう。気温は、平年並の確率40%です。降水量は、平年並の確率40%です。

 

[水稲関係]

病害虫名 ばか苗病

1.予報内容

発生時期:発病最盛期は4月下旬

被害程度:少発

発 生 量:育苗期の発生量は前年より少ない

2.防除対策および防除上の注意点

(1)種子は無発病圃場のものを選定する。

(2)種子消毒の前に比重選を行う。

(3)消毒済み種子でない場合は浸種前に種子消毒を必ず行う。

(4)薬剤による消毒後は十分風乾し、籾に薬剤を固着させる。タフブロック湿粉衣後、風乾する場合は直射日光や極端な高温を避ける。

(5)薬剤による消毒種子は浸種開始から3日間は換水をしない。

(6)薬剤の残液は、河川や池などに流さず、適正に処理する。

(7)温湯処理による種子消毒は処理温度と時間を厳守する。

 

病害虫名 いもち病(苗いもち)

1.予報内容

発生時期:初発は5月上旬

発生程度:少発

発 生 量:育苗期の発生量は、前年、平年より多い

 

2.防除対策および防除上の注意点

(1)比重選、健全種子の使用、種子消毒を徹底する。

(2)種籾が露出していると発生しやすいので、厚播きはさけ、覆土を十分に行う。

(3)育苗施設内の換気に気を付け、過湿にしないようする。

(4)育苗施設内や周辺に放置してある稲わらや籾がらは伝染源となるので、除去する。

(5)発病の恐れがある場合や発生を確認した場合には液剤、水和剤で防除する。育苗期の薬剤防除は苗いもちだけでなく、本田の葉いもちを抑制する効果がある。

(6)温湯消毒を実施する場合は、必ず乾もみを使い、60℃10 分または 58℃15 分の処理温度、時間等を適正に行う。また、発芽率の低下を防ぐために、消毒後は速やかに冷却する。

(7)育苗ハウス等で、野菜等の後作物を栽培する場合は、育苗箱処理剤の播種時使用をしない。また、移植当日に使用する場合は、ハウスの外で散布処理を行う。

 

病害虫名 各種苗立枯病(糸状菌)

1.予報内容

発生時期:初発は4月中旬

発生程度:少発

発 生 量:平年並み、前年よりやや少ない

 

2.防除対策および防除上の注意点

(1)床土のpHは4.5~5.1程度とする。

(2)前年発生を認めた育苗箱や古い育苗箱は洗浄消毒する。床土消毒は病原菌によって防除剤が異なるので注意する。

(3)極端な早播き、厚播きを避け、育苗ハウスの温湿度管理(夜間5℃以下、昼間25℃以上にならないように管理し、多湿を避ける)に留意し健苗育成に努める。

 

病害虫名 褐条病、もみ枯細菌病、苗立枯細菌病

1.予報内容

発生時期:初発は4月下旬

発生程度:少発、局中発

発 生 量:平年並み、前年少

 

2.防除対策および防除上の注意点

(1)比重選や健全種子の使用、種子消毒を徹底する。

(2)床土のpHは4.5~5.1程度とする。

(3)催芽、出芽が高温(30℃以上)にならないようにする。

(4)極端な早播き、厚播きを避け、育苗ハウスの温湿度管理(夜間5℃以下、昼間25℃以上にならないように管理し、多湿を避ける)に留意し健苗育成に努める。また、潅水に湖沼や河川の水は使用しない。

(5)ハトムネ催芽器を使用すると褐条病の発生が多くなるので注意する。

(6)温湯消毒は褐条病への効果が不十分であるので注意する。

(7)発病後の防除薬剤はないので注意する。

 

[大麦関係]

病害虫名 赤かび病

1.予報内容

発生時期:初発は4月中旬

発生程度:少発一部中発

発 生 量:育苗期の発生量は、平年、前年並み

 

2.防除対策および防除上の注意点

(1)1回目の防除適期は開花始め~開花盛期である。開花始め~盛期にあたる出穂5日後頃に1回目の防除を行なう。また、1回目の防除の7~10日後に必ず2回目の防除を行なう。

(2)出穂期以降に気温が高く、降雨が続くと多発する。防除適期を逃さないように圃場を巡回し出穂時期を確認しておく。

(3)本年は麦の生育がかなり早まっているため、防除が遅れないように準備する。

 

病害虫名 雲形病

1.予報内容

発生程度:少発

発 生 量:平年より少なく前年並み

 

2.防除対策および防除上の注意点

(1)本病は進展速度が遅いので、局部発生であれば防除の必要はない。

(2)発病の多い圃場では止葉展開期~出穂期に薬剤を散布する。

(3)種子伝染するので発病圃場からは採種しない。

 

病害虫名 株腐病

1.予報内容

発生程度:少発、局中発

発 生 量:平年より少なく前年並み

 

2.防除対策および防除上の注意点

(1)麦の生育量が多い圃場では、発生が多くなるので注意する。

(2)発生を認めたら、発生初期に薬剤を散布する。

(3)連作圃場では発生に注意をする。

 

 

 

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