長雨と日照不足に伴う農作物等の管理対策の徹底をお願いします

福井県HPより

 

長雨と日照不足に関する農作物技術対策について

令和2年7月15日

福井県農業総合指導推進会議

 

1 水稲

(1)日照不足の影響で稲体は軟弱となり、一部では葉いもちの発生も見られている

一括肥料で基準量を施用しているところでは追肥は行わず、分施栽培においても葉いもちがみられる圃場では穂肥は通常の3割程度減らす。

葉いもちや穂いもちを確認した場合は、雨のやみ間をみて上位葉進展期に粉剤、または液剤を散布する

(2)浸冠水した圃場は、白葉枯病、黄化萎縮病が発生しやすいので注意する。

(3)コシヒカリにおいて、倒伏の恐れがある場合は、倒伏軽減剤を施用する。

 

2 大豆

(1)排水対策が不十分の圃場では生育不良が散見されるため、降雨後速やかに排水対策を実施する

(2)中耕、培土が未実施のところでは、土が乾き次第実施する。培土により、畦間除草とともに根の量を多くし、倒伏防止と収量の安定を図る。

 

3 野菜

(1)排水の悪い圃場では雨水が停滞し、生育不良や病害の発生、蔓延が懸念される。連続降雨時でも圃場に雨水が停滞しないように排水溝の再整備等を行う。

(2)施設園芸では、雨水がハウス内に入ると病害が発生しやすくなるので排水対策を徹底する(ポンプ等による強制排水を行う)。

(3)スイカ(露地)は、炭そ病、つる枯病、疫病の多発が懸念される。予防防除を心がけ、雨の止み間を見て防除を徹底する。

(4)トマトは、灰色かび病などの多発が懸念される。葉が混み合ったところは摘葉・剪葉を行い通風を良くするとともに、換気を行いハウス内が高温・多湿にならないように努める

(5)ナス、ピーマンは、灰色かび病や疫病の多発が懸念されるので、定期的な防除と誘引、整枝などで通風を良くする

(6)キュウリは、うどんこ病やべと病などが多くなるので防除を徹底するとともに、摘葉を定期的に行い、病葉や老化した葉を除去する

 

4 果樹

(1)果樹全般

・収穫時期を迎える果樹では品質保持に努め、熟度等に応じた適期収穫を行う。

病害虫の発生状況に留意しながら、降雨の合間に的確な防除を実施する。

・根腐れ防止のために、排水溝を掘って園内の排水対策を徹底する。

・根傷みにより、梅雨明け後に高温少雨被害を受けやすくなるので、乾燥防止のため敷きわら等を励行する。

(2)ナシ

・園内を見回り、黒星病や黒斑病などの発生がみられた場合は取り除き、早期防除に努める。

・幸水の裂果した果実は梅雨明けを待ってから摘果する。果実肥大の遅れがみられる場合は、着果状況に応じた的確な摘果を行う。

・次年度の花芽着生のために、徒長枝の間引きや新梢の誘引を行って、日当たりを確保する。

 

5 花き

長雨や日照不足により、病害虫の発生や下葉の枯れ上がりが懸念されるので、以下の管理対策を行う。

(1)病害防除

ア 露地栽培

キク白さび病や褐斑病などは降雨で蔓延するため、発生が見られた場合は早急に治療剤を散布する。また、発生がみられない場合も予防剤を定期的に散布する。病葉は撤去し、圃場外へ持ち出す。

イ 施設栽培

花き類の灰色かび病や立枯れ病の多発が懸念されるため、予防剤や治療剤を散布するとともに、換気、風通しをよくする。

(2)害虫防除

アブラムシ類やアザミウマ類などが発生しやすい環境であることから、発生を確認したら、発生初期から防除を行う。また、切り残しの花や圃場内の雑草を除去し、発生源をなくす。

(3)肥培管理

生育後半に肥料が切れ、葉色が落ちた場合は、適宜、液肥の葉面散布で対応する。

また、畝間に雨水が停滞し根を弱らせないよう、排水溝等の整備を行う等、排水対策を確認する。

 

6 畜産

(1)浸水・冠水した飼料作物の圃場では速やかに排水する。泥水等をかぶった圃場の飼料作物は調製後に腐敗することがあるので、給与の際十分注意する。

(2)衛生環境の悪化により疾病等の発生が懸念されるので、家畜の観察を徹底し、異常の認められる場合は、すみやかに獣医師、家畜保健衛生所に連絡する。

(3)畜舎内の機械器具等も洗浄、消毒を徹底する。

 

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