農作物病害虫発生予察注意報第1号(斑点米カメムシ類の多発生)を発表します
福井県HPより
今年は、斑点米カメムシ類(以下、カメムシ類)が、県下全域で平年の約3倍と多く発生しています。特にクモヘリカメムシが暖冬の影響により急増しています。このことから、水稲の品質に影響する斑点米が多発生する恐れがあります。
このため、下記の通り注意報を発表しましたので、お知らせします。
1 発生予察注意報発表日
令和2年6月30日(火)
2 発生予察注意報発表の主な根拠
(1)雑草地におけるカメムシ類の発生が多い
1地点あたりの雑草地すくいとり調査結果(6月下旬、計25地点調査)
今年36.9頭 平年12.1頭 前年9.5頭
(2)クモヘリカメムシの急増
フェロモントラップ調査結果
発生確認地点数40地点中19地点(全体の47.5%)
1地点における7日間の最高捕獲数111頭
3 防除対策
(1)雑草対策によるカメムシ類の増殖抑制、水田への侵入防止
・7月上旬までに畦畔や水田周辺、オオムギ刈り跡圃場の草刈りを徹底し、カメムシの繁殖を抑える。ただし、出穂期頃の草刈りはカメムシ類の水田内への侵入を助長するので行わない。
・水田内の雑草は、カメムシ類の水田内への侵入を助長するので除草を徹底する。
(2)農薬による防除
・農薬を適期(粉剤・液剤の場合、1回目は穂揃期~乳熟期、2回目は糊熟初期)に散布しカメムシ類を防除する。農薬散布後も水田内にカメムシ類の発生が多い場合は、追加防除を行う。
※注意報の詳細は、別添「令和2年農作物病害虫発生予察注意報第1号」を参照してください。
4 注意報及びカメムシ類の生態、発生状況に関する問合せ先
福井県農業試験場 病害虫防除室 酒井、高岡
電話番号 0776-54-9315(直通)
添付資料
- 令和2年農作物病害虫発生予察注意報第1号.pdf (164,890バイト)
- クモヘリ、アカスジカメムシの特徴.pdf (469,150バイト)
お問い合わせ先
福井県流通販売課
担当者:前川、水澤
電話:0776-20-0419
代表(内線):(内)3024
メール:ryutsu@pref.fukui.lg.jp
紹介: http://www.pref.fukui.lg.jp/doc/021033/index.html