平成31年4月の現況と5月の対策(野菜)

福井県HPより

http://www.pref.fukui.jp/doc/noushi/kongetsu/kongetsu2019_d/fil/yasai02.pdf

 

現 況 (31年4月20日現在)

1 施設野菜

果菜類
(1)大玉トマト
半促成栽培は、福井地区では 2月下旬定植で3段果房が開花し、平年よりやや遅い生育である。
灰色かび病、コナジラミ類が少発である。

(2)ミディトマト
坂井地区の促成長期どり栽培は、23~29段果房が開花し、15~24段果房を収穫中である。
葉かび病が微~少発、コナジラミ類が微発である。半促成栽培は、福井、坂井地区では、1~3段果房が開花しており、4月の低温により生育は緩慢である。

(3)キュウリ
3月上旬に定植したものが、福井地区では4月17日から収穫開始となっている。

(4)スイカ
三里浜砂丘地では、3月中旬に定植され、生育は平年より2~3日早く進んでいる。

(5)メロン
アンデスメロンは3月22日から 、アールスメロンは 3月25日から、定植が始まっている。
マルセイユメロンは、三里浜砂丘地では、3月下旬から4月上旬にかけて定植され、子つるが4~7節で初期生育は順調である。

(6)イチゴ(高設)
各地区では、第2~4果房収穫中で終盤となっており 、4月下旬から5月下旬で収穫終了予定である。
炭疽病が微発、ハダニ類が少発である。

葉菜類
軟弱野菜
福井地区では、2月中旬播種のホウレンソウを約60日で収穫している。

根菜類
(1) コカブ
三里浜砂丘地では、2月中旬播種分を収穫中である。播種から収穫までの日数は、約50日で、生育は平年並み~やや早めである。出荷は4月末でほぼ終了 する見込みである。

(2) ダイコン
三里浜砂丘地では、2月中旬から3月上旬にかけて播種が行われている。

2 露地野菜

果菜類
スイカ
三里浜砂丘地では4月上旬、坂井北部丘陵地では4月中旬に定植が始まっている。

一寸ソラマメ
坂井地区では、整枝されて分枝数が6本、草丈60~70㎝となっており、1段目が肥大中である。
赤色斑点病が微発である。

スイートコーン
福井地区では4月8日から播種されており、4月下旬から定植予定となっている。旧清水町で4月中旬から定植が始まっている。

葉菜類
(1)キャベツ
坂井地区では、越冬初夏(5~6月)どりは 結球期で、球径15㎝程度となっている。春植え6月どりは、4月11日から定植され活着は良好である。

(2)ブロッコリー
福井地区では3月下旬から定植が始まった。4月上旬に定植したもので本葉4枚になっており、生育は平年よりやや遅めである。

(3)ネギ
越冬春どりは、福井地区では、葉鞘径18~19㎜で4月下旬から出荷開始見込みである。夏秋・秋冬どりは、各地区で3月下旬から 順次定植が始まっている。降雨により定植作業が遅れたり、定植直後のあられ・低温により活着が遅かった 圃場があるものの、生育は順調に進んでいる。

根菜類
ダイコン
三里浜砂丘地では、3月10日から4月5日にかけて播種が行われており、生育は平年並みである。4月初めからトンネルの換気を開始している。本葉 12~14枚となっている。

ニンジン
三里浜砂丘地では、3月中・下旬に播種されており、発芽揃いは平年より5日程度遅い。

ラッキョウ
三里浜砂丘地では、越冬後の分球や地上部の生育が、平年より早くなっている。
白色疫病、灰色かび病、ネダニが少発である。

タマネギ
福井地区では、草丈60㎝、生葉数6枚となっている。坂井地区では、草丈40~50㎝、生葉数6枚となっており、平年より大きく生育している。
白色疫病、べと病が微発である。

ニンニク
福井地区では、草丈52㎝、生葉数7枚となっている。

対 策

5月は日射量が多くなるとともに、温度の日較差も大きい。特に、施設園芸では晴天時にはハウス内が高温になるため、換気に留意して高温障害を防止するとともに、野菜の生育に合った養水分管理を行う。また、病害虫については発生前または初期防除に努めるとともに病害虫の拡大を防ぐ。

1 施設野菜

5~6月にかけて周期的に寒気が南下し て気温が下がる日もあるので、ハウスの保温や換気は天気の変化に留意して実施する。

果菜類
(1)大玉トマト
気温が上昇するとともに、栄養成長と生殖成長が同時に進むため、草勢が低下しやすくなる。草勢をよく観察し、摘果や腋芽除去、追肥、かん水を早めに行なう。また、茎葉が繁茂してくると、葉かび病、灰色かび病が発生しやすくなるので、ハウス内の過湿を避けるとともに、必要に応じて薬剤での防除に努める。

(2)ミディトマト
半促成栽培では 、5段花房開花頃から節水管理をして糖度の上昇を促進させ る。しかし、生長点が萎れるような極端な節水は 、上段果房の着果不良や尻腐果 が発生するため避ける。葉かび病等の病害が見られたら、ただちに 防除を行う。

(3)キュウリ
中段の側枝発生が悪くなって収穫量が減少しないよう 、曲がり果等を早めに摘除するとともに、積極的に追肥、かん水を行う。

(4)スイカ
18~20節が雌花の開花と着果時期となるので、着果安定と果実肥大促進のため次のことに留意する。ハウス内温度の目安は、開花2~3日前から開花後約2週間は、日中30℃前後、夕方はハウスを早めに閉めて 夜温16℃、地温20℃に保温して管理する。また、着果まではかん水を控え、過繁茂を防止する。着果を確認したら早めにかん水量を多くして肥効を高める。つる枯れ病、ア ブラムシ等に対しては早期防除が重要であるが、着果期のミツバチ導入を考慮して 薬剤を選定する。

(5)メロン
プリンスメロンは5月末から収穫期に入るので、草勢が低下しない程度にかん水を行う。ネットメロンは5月上旬から着果期に入るので、交配期は夜間の保温に努める。また、着果が確認できたら、かん水量を多くして肥効を高めて果実肥大を促すとともに、果実形状の良いものを残し、その他のものを摘果する。マルセイユメロンは1株あたり5~6果程度になるように、着果位置を揃えて摘果する。

葉菜類
(1)軟弱野菜(ホウレンソウ・コマツナ)
温度の上昇によって急激に生育が進むため、収穫遅れにならないよう留意する 。

2 露地野菜

圃場の乾燥が続くと、肥大不足や生理障害(カルシウム欠乏など)が発生しやすくなるので、適宜かん水を行う。ネキリムシ等の発生が見込まれ 、被害を軽減するために、播種、定植時には、品目に応じた薬剤(粒剤、粉剤)を積極的に活用する。

果菜類
(1)スイカ
定植後10~15日間の密閉期間を過ぎたら徐々に換気を始めて茎葉の充実を促す。なお、晴天日に不十分な換気や土壌水分の不足は、トンネル内温度が著しく高く なり、葉焼けの発生や雌花の着生・充実を悪くするので、35℃以上の高温にならないように換気する。また、トンネル除去は定植後40日頃を目安に行うが、寒気による低温が予想される場合は延期するなど、天候の変化に留意しながら行う。

(2)ナス、ピーマン
地温15~16℃を目安に風の少ない日に定植する。ナスは本葉7~8枚、ピーマンは本葉12~13枚の1番花が咲き始めた頃の苗が定植適期である。梅雨から盛夏を越えて秋まで長期間栽培する場合、根群の健全化、維持を図ることが重要となる。定植前の排水対策を徹底するとともに、堆肥などの有機物資材の積極的な施用や深耕による土づくりを十分に行っておく。

(3)一寸ソラマメ
莢肥大盛期になるので早めに追肥を行い、土壌水分を確保して莢の肥大を促す。

葉菜類
(1)ネギ
定植後の追肥・土入れ作業は苗の生育と天候を見ながら早めに行う。ただし、土入れは、分岐部の下あたりまでとする。一度に多くの土を寄せすぎると生育不良や軟腐病等の原因になるので注意する。また、粒剤散布(軟腐病対策)は梅雨入り前までに行う。
植え溝の雑草については、初期除草剤の薬効が 切れたころから発生してくるので、雑草の発生を確認したら、早めに三角鍬等で手取りする。

(2)キャベツ
越冬初夏どり栽培では、5月上・中旬頃から収穫期となるため、圃場の観察をまめに行い、計画的に適期収穫を進める。

根菜類
(1)ダイコン
本葉20枚頃(根部肥大開始)からは高温に弱くなるので、トンネル換気を十分に行う。

(2)タマネギ、ニンニク
肥大盛期になるので、圃場の乾燥が続く場合は、必要に応じてかん水を行う。ただし、収穫間際のかん水は裂皮する原因となるのでかん水しない。
これからの追肥は、球の肥大に対する効果は 少なく、腐敗を助長する恐れがあるので行わない。

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