台風3号の接近に伴う農作物等の管理対策の徹底をお願いします

福井県HPより

気象庁からの情報によると、台風3号は7月4日(火)に本県に接近する見込みです。

このため、今後の台風の進路や前線の動きなど最新の気象情報の把握に努めるとともに、農作物等の被害防止に向け十分な対策が取れるよう、お知らせします。

台風3号の接近に伴う農作物等の管理対策の徹底について

平成29年7月3日
福井県農業総合指導推進会議

1 共通事項
【用排水等の見回り注意】
・豪雨・強風の中でのほ場の見回りは、河川や農業用水路への転落、ハウス損壊の危険があるので、大雨や強風が止むまで控える。
・大雨がおさまった後でも、増水した水路等の危険な場所には近づかない。
・大雨後のほ場の畦畔や法面は崩壊しやすいので注意する。

【ほ場の排水対策】
・大雨によりほ場の冠水や浸水の恐れがあることから、ほ場の周囲や排水溝を掘り直す。特に、これまで冠水や浸水したことのあるほ場は、重点的に排水対策を実施する。

<通過後>
・ほ場や施設が冠水した場合は、排水ポンプや溝切り等により、できる限り速やかに排水する。

【園芸施設等】
・強風に備え、ハウスの破損している箇所は早急に修繕し、ハウスバンドを締め直す。風が強くなってきたら天窓や入口を閉める。
・パイプ基礎部の埋め込みが浅くなっている場合、土を入れて締め固める。特に新設ハウスではアンカーを増設しておく。
・周囲に防風ネットが設置してある場合は、ネットが飛ばされたりしないように点検、補強を行う。また、飛ばされやすいものは片づける。
・ハウス周囲の排水溝を点検し、内部に水が浸入しないようにする。

<通過後>
・マルチ栽培をしている畝が冠水した場合は、マルチ内の土壌水分過多となるので、マルチを除去したり、畝肩の部分までめくり上げるなどして畝の土壌水分を低下させる。
・施設等は、台風が通過した後速やかに点検を行い、補修や修理が必要な場合には適切な処置を行い現状回復を図る。
・台風通過後の急激な気温の上昇に注意する。特に、施設ではサイドや屋根の巻き上げ等により換気を十分に行い適切な温湿度管理に努める。

2 水 稲 
・台風に伴う強風は稲体が傷むので、深水管理を徹底する。

<通過後>
・冠水した場合は一刻も早く排水する。冠水した稲は軟弱となっており水分ストレスを受けやすくなるので、間断通水を励行する。
・冠水した場合は、いもち病が蔓延しやすいので、排水後直ちに防除する。
・台風通過後は白葉枯病が蔓延する場合があるので、常発地では出穂3~4週間前にオリゼメート粒剤を散布する。

3 大 豆 
・培土済みの圃場では、枕地の培土が排水を妨げないよう、所々切り通しておく。

<通過後>
・浸水・冠水した圃場では、できるだけ早く圃場の排水に努める。
・暗渠排水があればフタを開け速やかに排水する。
・部分的に水が停滞している場所があれば、溝を掘って排出する。

4 野 菜 
・キュウリ、ナスなどの果菜類では、果実の若穫りを行うとともに、不良果や不良な茎葉は取り除き、株の負担を少なくしておく。
・ネギなどの圃場では、大雨による浸水を防ぐため排水溝の手直しを行う。

<通過後>
・排水溝などの整備を行ない、停滞水を速やかに排除する。
・直ちにサイドビニールの巻き上げ、天窓の解放などにより、換気を十分に行って、室内温度をできるだけ早く降下させる。
・茎葉に付着した泥などは、速やかに水などで洗い流す。
・果菜類などで支柱が倒れているものは速やかに引き起こす。また、被害の大きい果実は摘果し、樹が弱っている場合は、台風通過後に液肥の葉面散布や追肥を行う。
・露地品目は、早めに追肥を行い、生育を早期に回復させる。また、今後も梅雨明け前の大雨などにより、基肥の流亡が懸念されるので、肥切れに注意する。
・茎葉の被害により、細菌病などの病害が発生しやすくなるので、被害株や被害葉を除去し、防除を徹底する。

5 花 き 
・キクでは、畝の両端の親支柱や中間支柱は、しっかり立て直し、中間にタルキ杭等を入れて補強する。
・畝の横風に対しては1、2本おきに隣り合わせの畝の中間支柱をハウスバンドなどで連結して固定する。
・ネットは、作物の頂点から全長の3分の1から2分の1程度下がったところで支持する。
・収穫間近のものがある場合は、やや早めでも収穫する。

<通過後>
・風が強い場合は植物体からの水分蒸散が多くなり、乾燥害が懸念されるので、圃場が乾燥している場合は、灌水、散水を行う。
・強風でキク等の支柱が傾いた場合は立て直しする。あわせて排水対策を行う。
・強風で曲りができた植物は、早朝にネットをふるうなどして速やかに修正する。
・植物に強風等による細かい傷ができているため、予防殺菌剤で防除する。
・多雨により、肥料が流亡した場合は、適正量を追肥する。
・出荷している圃場では、曲がりや茎葉の損傷程度の大きい切り花が出荷時に混入しないようにする。

6 果 樹 
・幼木や根の浅い樹種は、強風による倒木・落果を防止するために主幹にそわせて支柱を立て、結束する。
・ナシ等の棚栽培では、風による棚面の動揺を防ぐため、棚の「あおり止め」などの点検を行うとともに、枝梢を棚に誘引・結束しておく。
・防鳥・防蛾ネットは、固定紐のゆるみをなくすとともに、ネットの外側からビニールバンドで固定する等して風であおられるのを防ぐ。固定は必ずアンカー部にする。台風が接近し、ネットおよび棚の強度以上の強風が予想される場合はネットをはずす。
・ブドウの施設では、ハウス共通対策を参照して、施設の強風被害を回避する。

<通過後>
・倒木した場合は速やかに立て直し、支柱等にくくりつける。枝が裂けた場合は傷口を合わせ結束する。折れた場合は切り戻す。いずれの場合も癒合剤を塗布する。
・雨による病気の蔓延(ナシ黒星病、カキ落葉病など)や、風による樹体の傷口から病気の感染(ウメかいよう病など)のおそれがあるので、農薬使用基準に従い殺菌剤を散布する。
・ナシ、カキなどで傷や病害が発生した果実は、仕上げ摘果で優先して摘果する。

7 畜 産 
・放牧地においては、牧柵等の施設の破損、土砂崩れ等の危険がないか点検を実施する。また、危険と判断した場合は、速やかに牛を牛舎に引き上げる。
・畜舎に雨風が吹き込まないように、戸、窓をしっかりしめておくとともに、強風で破損しないように補強しておく。
・畜舎周辺の資材、ハウス堆肥舎が風で飛ばされないような対策を講じる。

<通過後>
・畜舎に雨が吹き込んだ場合は、風通しを良くし乾燥に努め、消毒も検討する。
・雨に濡れた飼料や乾草は、すみやかに給与するか、変敗しているようであれば廃棄する。
・牧草の生育が湿害により生育が遅延した圃場には、排水後に窒素量で3kg/10a程度の追肥を施す。
・牧草地に侵食や土砂流入が発生した場合は、早急に現状復帰を図り、必要に応じ牧草の播種などを行い生産力の回復を図る。
関連ファイルダウンロード

お問い合わせ先

福井県 生産振興課

電話番号:0776-20-0427

ファックス:0776-20-0650

メール:seisan@pref.fukui.lg.jp

福井市大手3丁目17-1

受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)