福井県 10月の農業技術情報(野菜)

福井県HPより

野菜の実況…(28年9月20日現在)

http://www.pref.fukui.jp/doc/noushi/kongetsu/kongetsu2016_d/fil/yasai1610.pdf

1 施設野菜

果菜類
(1) トマト
抑制栽培は、福井地区では1~2段果房、坂井地区では1~3段果房が収穫中となっている。
うどんこ病が局中発、葉かび病が少発、灰色かび病が微~少発、オオタバコガが少~中発トマトサビダニ、アザミウマ類が少発、コナジラミ類が微~少発である。

%e9%87%8e%e8%8f%9c%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88%ef%bc%92(2) ミディトマト
抑制栽培は、福井・坂井地区では、3~5段果房を収穫中で、着色が早く平年より1週間程度早まっている。
葉かび病が微~多発、うどんこ病が少発、トマトサビダニが少~中発、コナジラミ類、ハモグリバエ類が微~中発、オオタバコガが微~少発、アザミウマ類が微発である。

(3) キュウリ
福井、地区は8月末から収穫が始まっており、現在側枝を収穫中である。
べと病が少発、うどんこ病が微~少発、褐斑病が微発、ウリノメイガが少発、ハモグリバエ類が微発である。

(4) アールスメロン
%e9%87%8e%e8%8f%9c%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88%ef%bc%91%ef%bc%90アールスメロンの抑制栽培は、三里浜砂丘地で8月28日から収穫が始まっており、果実の大きさは三里浜砂丘地が4L~5L中心と大玉傾向である。
うどんこ病、えそ斑点病、つる枯れ病、べと病、黒点根腐れ病が少発、ウリノメイガが少~中発、ハダニ類が少発である。

(5) イチゴ(高設)
福井、坂井地区の自家育苗および購入苗は、8月下旬~9月下旬にかけて定植作業が行われている。

葉根菜類
軟弱野菜
福井地区のホウレンソウは、8月上旬播種が約40~45日で収穫となっている。

2 露地野菜

葉菜類
(1) キャベツ
福井、坂井、地区では、7月下旬定植が球径13~19㎝で、10月上旬から順次出荷開始の予定である。7月末~8月上旬定植は、球径5~12cmとなっている。また、8月中~下旬定植は、本葉13~21枚で結球開始期となっている。
ヨトウムシ類、コナガが少~一部多発、オオタバコガが少~中発、ナメクジが少発、アオムシが微発である。

%e3%83%96%e3%83%ad%e3%83%83%e3%82%b3%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%80%80%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88(2) ブロッコリー
福井地区では、8月上旬定植が花蕾3~5㎝となっている。
コナガ、ヨトウムシ類が少~中発、アオムシが少発である。

根菜類・いも類
ダイコン
三里浜砂丘地は8月上旬から播種されている。生育の早いもので、草丈20~25㎝、葉数10枚程度で、肥大は良好である。10月上旬から収穫が始まる見込みである。
コナガ、ハイマダラノメイガ、カブラハバチが少発である。

ニンジン
%e9%87%8e%e8%8f%9c%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88%ef%bc%96三里浜砂丘地では、8月上旬播種が生育の早いもので本葉7枚となっている。8月下旬の強風により、一部砂に埋もれた圃場があったが、生育は回復中である。

ラッキョウ
三里浜砂丘地は、植付けが1年掘りで8月中旬~9月上旬で終了、3年子で8月下旬~9月末頃まで行われている。植付け後の降雨に恵まれ、芽立ちは平年より早く良好である。

対 策

10月の気温は高くなると予報されている。なお、降水量や日照時間は平年並みとの予報であり、引き続いて病害虫の発生が予想されることから、病害虫の発生状況に留意して適切に農薬散布を行う。施設栽培においては、気象変動や生育に応じた肥栽管理、水管理を徹底する。また、台風の襲来や大雨が予想される場合には、事前に十分な暴風対策や排水対策などを講じる。

1 施設野菜

果菜類
(1) トマト
%e3%83%88%e3%83%9e%e3%83%88%e3%80%80%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88保温目的にハウスを密閉にする場合、隙間なく密閉状態にするとハウス内が過湿になり、病気や裂果の発生を助長するので、夜間であっても少しサイドを開けて換気を行う。ただし、最低気温が10℃を下回るようになる頃(10月下旬)からは、裂果が発生しやすくなるので注意する。
裂果の発生原因には、①多かん水等による水分・肥料の急激な吸収、②秋雨等が続いて過湿状態、③日中と夜間の温度差が大きい、④草勢の低下等がある。このことから、かん水は控えめにしハウス内を過湿状態にしないことや、極端な温度差を避けて保温に努めて、草勢バランスを一定にするよう管理する。また、葉かび病や灰色かび病、ハモグリバエ類、コナジラミ類等の初期防除を徹底することが重要である。

(2) ミディトマト
ハウス周囲からの雨水の浸透や空気湿度の急激な変化によって裂果の発生が多くなるため、
圃場排水を徹底し、ハウス内を過湿にしない。また、最低気温が10℃を下回るようになる頃(10月下旬)からは特に裂果が発生しやすくなるので多かん水をしない。ハウス内の湿度差が極端にならないよう夜間の保温に努める(トマトの欄を参照)。また、葉かび病、トマトサビダニ、コナジラミ類、ハモグリバエ類等の防除を徹底する。

(3) キュウリ
%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%82%a6%e3%83%aa%e3%80%80%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88成り疲れによって、収穫量の減少や果実品質の低下を招きやすくなるので、かん水や追肥は遅れないようやや早めに行う。また、不良果の早期除去による品質の向上と適期収穫に努める。
なお、べと病等の発生を防止するため、枯れ始めた葉等の摘葉やハウス換気を徹底し、予防散布を行う。

(4) イチゴ
新葉の展開が早いため老化した葉や発生したランナーは早めにかきとる。ただし、下旬以降は新葉の展開が遅くなるため、黄化した葉や枯れ葉をかきとる程度にする。また、最低気温が12℃以下(10月下旬以降)になれば、夕方ハウスを閉めて保温を行う。開花始めにはミツバチ等を導入する。導入後は、ミツバチ等に影響の少ない薬剤を用いうどんこ病等の防除を行なう。

葉菜類
軟弱野菜
ホウレンソウ、コマツナは10月中に播種する場合にはまだ気温が高いことから、葉が伸びすぎないように株間をやや広めにし、ハウス換気を行う。特にホウレンソウはべと病の発生しやすい時期になるので、抵抗性品種を利用し、積極的にハウス換気を行う。また、病害虫の早期防除に努める。

2 露地野菜

葉菜類
アブラナ科野菜は、大雨や降雨が続くと軟腐病・黒腐病等の発生が予想されるので、あらかじめ銅剤等による予防散布を行っておく。なお、発生が見られた場合には、晴れ間を見て早期に散布する。

(1) ブロッコリー
出蕾してから2週間程度で収穫可能となるので、計画的に適期内に収穫を終えるようにする。収穫が遅れると花蕾のゆるみが進み、品質が低下するので注意する。なお、降雨後や花蕾に夜露等がある場合は良く振ってから箱詰めする。

(2) キャベツ
%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%99%e3%83%84%e3%80%80%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88収穫適期を過ぎると裂球が発生しやすくなるので、収穫遅れにならないよう注意する。秋まきキャベツは、品種特性を考慮しながら播種を行う。早期播種や多肥等によって生育が進みすぎると、抽台の原因になるので注意する。また、越冬時の排水対策は十分に講じる。

根菜類・いも類
ダイコン
%e9%87%8e%e8%8f%9c%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88%ef%bc%98収穫が遅れると品質低下の原因になるので、播種後55~65日頃、根径が6~7cm 程度になった頃を見計らって収穫する。

ラッキョウ
分球期に入り、同時に翌春の分球芽が形成されるので追肥を行なって生育を促す。また、気温が低くなる下旬頃に白色疫病の防除を行う。

お問い合わせ先

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