高温・少雨に伴う農作業安全および農作物技術対策をお願いします

福井県HPより

悩む農家 イラスト福井地方気象台から少雨に関する気象情報が発表され、今後10日間程度は降水量の少ない状態が続く見込みです。また、8月20日ごろまではかなりの高温が続く見込みです。このため、高温・少雨に伴う農作業安全および農作物技術対策についてお知らせします。

 

高温・少雨に伴う農作業安全および農作物技術対策について

平成28年8月10日

福井県農業総合指導推進会議

熱中症対策

熱中症イラスト

・帽子で日差しを遮り、汗を発散しやすい服装で作業する。

・1人で作業中に熱中症になると助けてくれる人がいないため、作業はできる限り2人以上で行う。

・のどの渇きを感じなくても汗が出始めたタイミングで水分を補給する。

こまめに涼しい場所で休息する。

・草刈などの激しい作業は、早朝や夕方の涼しい時間帯に行う。

農作物技術対策

1 水 稲

稲作農家 イラスト

・これから収穫を迎えるハナエチゼンでは、登熟が進んだり、穂の先と元で差が出るので、登熟程度や籾水分を細かく確認し、適期刈取を行う。

・高温で刈り取り適期の幅が短くなるので、刈り遅れによる胴割米の発生を防止する。

・コシヒカリでは、間断通水を収穫5日前まで行い、乳白米や胴割米の発生を抑える。

・かん水は、可能ならば夜間から早朝に行い、稲体温度を下げる。

・地域や集落で用水系統や団地毎に入水時間を申し合わせるなど、計画的に用水供給を行う。

・水不足が深刻なところでは排水路からのポンプアップを行う。極力浅水とし、節水栽培に努める。また、漏水がないよう、止水をしっかり行う。

2 大 豆

・葉が裏返って白い葉裏が見えるようになる前に畝間かん水を始める。目安は、1週間以上降雨がなく、圃場の溝の面が白く乾いた時である。

・畝間かん水は、短時間に水を圃場に流し込み、全体に行きわたったら、湿害にならないように速やかに排水する。

3 そ ば

・土壌に水分がある状態で播種する。特に乾燥が激しい場合は早播きをしない

4 園芸共通

汗をかく男性農家 イラスト

・土壌水分の蒸発と地温上昇の防止のため、稲ワラ等でマルチを厚めに行う。

・かん水は、夜間か早朝に開始し、できるだけ短時間のうちに終える。

・換気を十分に行い、連棟ハウスでは谷部のビニールを広く開放する。(施設)

・遮光資材を被覆し、施設内気温を下げる。(施設)

5 野菜

定植が始まるキャベツなどのセル成型苗等根鉢の小さな苗は、やや深く植え付けて乾燥を防ぐ

播種が始まるニンジンなどは、発芽苗立ちを確認するまでは、土壌の水分を切らさない

・ミディトマトは、軟化玉防止のため、35℃以上の高温に10時間以上遭遇させない。

・ネギは、軟腐病の発生を助長するため畝間かん水は行わない。

・サトイモの畝間かん水は、根腐れ防止のため長時間水をためない。

6 果樹

・果樹では1週間から10日雨が降らない場合に、1回当り15~20mm程度をかん水する。

・収穫7~10日前からのかん水は糖度低下につながるので、計画的に行う。

7 畜 産

畜産農家 イラスト

大型ファンなどにより送風し、体力の回復を図る。牛の体温は夜間に上昇するので、夜間も送風する。

・西日が差し込まないように寒冷紗等を設置する。

・乳用牛では油脂などの栄養価の高い飼料や濃厚飼料を給餌するなど、ビタミン・ミネラルを補給する。

・胸腹部を中心に毛刈りを行う。特に高能力牛には有効。

・肉用牛ではビタミンAを消耗しやすいので、食欲不振などが見られたら早めに補給する。

・分娩や哺乳中の母豚には首筋に水を滴下するドロップクーリングが効果的である。

 

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農家家族イラスト福井県生産振興課
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