農作物病害虫発生予察注意報第1号
(斑点米カメムシ類の多発生)を発表します
福井県HPより
今年は、斑点米カメムシ類が、県下全域で平年に比べかなり多く発生しています。また、水田内への侵入も平年より早く、多くの水田で確認されていることから、水稲の品質に影響する斑点米が多発生する恐れがあります。
このことから、下記のとおり、注意報を発表しましたので、お知らせします。
1 発生予察注意報発表日
平成28年6月28日(火)
2 発生予察注意報発表の根拠
(1)6月下旬の水田周辺雑草地でのすくいとり調査(50回振り)で、アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ等が1地点あたり29.5頭と、平年の12.1頭の2.4倍の発生量となっている。
(2)侵入確認圃場率は30%で、平年の5.5%より高く県下全域ですでに水田内に侵入している圃場が多い。
(3)アカスジカスミカメやアカヒゲホソミドリカスミカメ等の第2世代成虫の発生最盛期は、平年よりやや早い7月16~20日頃と考えられ、早生品種の出穂期~穂揃期と一致すると予想される。
3 斑点米カメムシ類の防除対策
(1)カスミカメムシ類の幼虫の発生時期にあたる7月初めまでに、畦畔や水田周辺の雑草地等の草刈りを実施する。ただし、出穂期頃の草刈りは斑点米カメムシ類の水田内への侵入を助長するので行わない。
(2)水田内の雑草は、斑点米カメムシ類の水田内への侵入を助長するので除草を徹底する。
(3)オオムギ跡の雑草地では斑点米カメムシ類が繁殖しているため、7月初めまでに草刈り等を行うとともに、隣接している水田では、出穂期以降の防除を徹底する。
(4)穂揃期~乳熟期(出穂3~5日後頃)と糊熟初期(出穂10~14日後頃)の2回薬剤散布を行う。
4 連絡先:福井県農業試験場 病害虫防除室 伊達、高岡
電話番号 0776-54-9315(直通)
添付資料
- 斑点米カメムシ注意報 .doc (38,912バイト)
- 防除だよりNo.301.docx (96,664バイト)
お問い合わせ先
福井県農林水産部地域農業課
担当者:エコ農業・食料安全グループ 田中、倉谷
電話:0776-20-0419
代表(内線):0776-21-1111(内線3023)
メール:chinou@pref.fukui.lg.jp