野菜に関する栽培技術情報(4月)

野 菜 実 況…(28年3月20日現在)

福井県HPより

1 施設野菜

果菜類
(1) 大玉トマト

福井地区は、昨年より6日早い2月22日から定植開始となった。早いところでは、1段果房開花盛期となっている。

ミディトマト (2) ミディトマト

半促成栽培は、坂井地区で3月7日から、福井地区では3月10日から、南越地区で3月16日か ら順次定植開始となっている。生育の早いところでは1段果房が開花中である。

(3) キュウリ

福井地区は、3月10~13日にかけて定植が行われている。

(4) スイカ

三里浜砂丘地では、購入苗の配布が3月11~14日に行われ平年と同時期の定植開始となっている。

63780_p(5) メロン

三里浜砂丘地のマルセイユメロンは、3月24日に苗配布開始の 予定となっている。苗立ち枯れ病が局微発である。

(6) イチゴ

各地区の高設栽培では、2~3番果房が収穫中となっている。 うどんこ病が一部少発、アブラムシ類、ハダニ類が微~少発である。

 葉菜類
(1) 軟弱野菜

ダイコン箱福井地区のホウレンソウは、12月中旬播種を70~80日で収穫中である。

根菜類
(1) ダイコン

三里浜砂丘地は、昨年と同時期の2月14日から播種開始となっている。

 2 露地野菜

葉菜類

(2)タマネギ

福井地区は、2月下旬から追肥を行っている。草丈40㎝、葉鞘径10㎝、生葉数3.5~4枚と なっており生育は平年に比べ10日ほど早い。
坂井地区では、草丈16~25㎝、葉鞘径6~7㎝、 生葉数3~4枚となっている。3月末までに追肥(2回目)施用の予定である。

(3)ニンニク

福井地区は、3月上旬に追肥を行っている。草丈30㎝、生葉数4~5枚となっており、生育は平 年に比べ10日ほど早い。

根菜類
DSCN2494[1](1)ニンジン

三里浜砂丘地は、3月16日から播種開始となっている。坂井北部丘陵地では、3月20日頃から 播種開始の予定となっている。

(2) ダイコン

三里浜砂丘地では、3月10日から播種開始となっている。発芽および生育は良好である。

(2)カンショ

坂井地区では、2月中旬から育苗中となっている。

 対 策

調査結果発表する女性 イラスト4月は気温の変動が大きいので、施設野菜の温度管理やトンネルの換気に十分留意する。 また、晩霜、春先の強風や突風も野菜の生育に被害を及ぼすことが多いので注意する。 病害虫関係では、トマト黄化葉巻病予防対策を十分に施すこと。特に、媒介虫であるタバココナジラミの侵入防止と発生回避のため健苗を定植することや定植時の薬剤施用、初期発生時のローテーション防除によりハウス内にタバココナジラミを入れない、増やさない等の対策を徹底する。さらに、施設内の湿度が高いと病害の発生を促すため、必要に応じて暖房による湿度低下や換気による除湿を行い病害の発生を防ぐ。水田を活用して野菜を作付する場合は、天候や圃場条件の良い日を見計らって作付予定地の額縁排水や弾丸暗渠など圃条の排水対策と乾田化の促進を図る。

 1 施設野菜

果菜類
(1) トマト

追肥の開始時期は、3段花房開花期頃になるが草勢をみながら追肥の時期と量を決める。なお、草 勢が強すぎる場合はかん水だけを行い追肥は数日遅らせる。だたし、追肥を省略するとその後の草勢低下が大きくなり上段の着果が悪くなるので注意する。 3段果房開花期以降の追肥として液肥を用いる場合は、各段の果房開花毎に窒素成分1~2kg/1 0a 程度かん水を兼ねて施用する。ただし、多量の追肥を一度に行うとスジグサレ果等の発生を助長するので注意する。マルハナバチを導入して交配着果を行う場合は、夜間が極端な低温となると花粉の発現が悪くなるので、最低気温が12℃を下回らないように施設内の保温や加温により夜温を確保する。また、ハチは高温には弱いので、ハウス内気温25℃を目安とし晴天日には日中のハウス換気にも注意を払う。 なお、マルハナバチの導入後も、バイトマークが確認できなければ、必要に応じて着果促進のためホルモン処理を行う。 着果数は、1~2段果房は3~4果、3段果房以上は4~5果を目安にし、奇形果や変形果等を幼果のうちに摘除して草勢の維持と良質果の確保に努める。

越しのルビー(2) ミディトマト

5葉より下に着いた果房は摘除する。また、2本整枝とする場合は、主枝と一番下の果房直下から発生した強い腋芽を伸ばして仕立てる。なお、2本整枝の生育に差が見られる場合は、生育の早い枝をやや倒して、茎頂部の高さを揃える。着果促進のためホルモン処理を行うが、奇形葉の発生を防ぐためホルモン剤が周囲の葉にかからないように注意する。

20150908(キュウリ)(3) キュウリ

主枝6~7節位までの雌花と4節までの側枝を早めに摘除して初期生育を促す。なお、草勢が弱い 場合には主枝8~9節位までの雌花を摘除して、着果による負担を軽減する。 主枝の着果数は10本程度を目安とし、ダブル着果で主枝の着果数が多くなりすぎる場合は、草勢 低下を防ぐために1果を摘除する。主枝は20~22節程度で摘心する。また、側枝は1~2節で摘心する。 外気温が10℃以上になる頃までは内張カーテンを利用し、午後早めにハウスを閉めて最低気温1 2℃程度を目標に保温に努める。しかし、夜温が極端に高すぎると初期収量は多くなるものの、草勢 低下が大きくなり、中段での側枝の発生が悪くなって総収量を低下させるので注意する。 追肥は収穫開始と同時に始め、その後は400~500kg/10a 程度を収穫する毎に窒素成分で1~1.5kg/10a 程度を追肥する。

(DSCN12744) スイカ

大玉生産に必要な着果節位まで生育量を確保するため、ハウスを早めに閉めてハウス内の保温に努める。なお、トンネルは霜害防止のため、晩霜の心配が無くなる4月中旬頃まで被覆する。2本整枝の場合は、子づる3~4本が30~40cm に伸びた頃に揃った子づる2本を残して他の子づるを摘除する。また、子づるが1m程度に伸びたら、孫づるを摘除しながらつる先を揃えるように子づるを引き戻す。さらに、子づるの先端部18~20節位に雌花が確認できるようになった頃(開花1週間程 度前)に、着果節位までの孫づるを摘除する。なお、草勢が弱い場合は、やや早めに孫づるの摘除を行い、開花までに草勢を回復させておく。

(5) メロン

プリンスメロン

生育の揃った主枝3本を残し、孫づるを5節まで早めに摘除しておくが、草勢が弱い場合は6~7節まで孫づるを摘除して着果節位を上げ、着果させる孫づるは開花前に2葉を残して摘心する。かん水は、根群の発達を促すため晴天日の早朝に行って地温を回復させ、夜間低地温にならないようにする。また、開花後は果実肥大を促進するため、やや多めに灌水する。

DSCN1789アールス系メロン

定植時の地温確保のため、定植2~3日前にかん水して地温を回復させておき、定植時には早朝地温を測定して18℃以上であることを確認する。 定植後は日中25~30℃を目安に換気を行うとともに、夜間の保温を徹底する。

マルセイユメロン

最低地温16℃以上を目安に、暖かい日が続く日を選んで植える。本葉2.5~3枚が展開する頃が定植適期である。本葉3枚を残して早めに摘心する。

(6) 高設イチゴ

温度の上昇に伴い、開花から収穫までの期間が短くなり糖度が低下しやすい時期となるので、ハウス内の換気を十分に行う。また、アブラムシ・ハダニ、うどんこ病の発生が多くなるので、初期防除の徹底を図る。

 葉菜類

(1) 軟弱野菜(ホウレンソウ、コマツナ)

温度の上昇とともに葉が伸びやすく収穫適期幅が短くなるので、収穫遅れや品質低下を防ぐため収 穫作業労力を考慮して播種面積を決め計画的に播種するとともに、播種密度をやや広くする。ホウレンソウはべと病予防のため抵抗性品種を用いる。また、かん水を控えてハウスの換気を行うとともに、防除薬剤の予防散布を行う。

2 露地野菜

果菜類

(1) スイカ、メロン、ナス

スイカ、メロンは4月上中旬、ナスは4月下旬以降に定植時期になる。活着を良好にするため、定 植遅れや初期生育遅れとならないように、圃場準備は早めに行いマルチやトンネルを設置して地温を高める。定植は、必ず晴天日の午前中に行い、定植かん水後、速やかにトンネルを閉じて保温に努める。なお、苗は定植1週間前から徐々に外気に馴らしおく。

根菜類

ダイコン(20151124)(1)ダイコン

発芽促進や抽台防止のため、播種までに十分地温を確保するため圃場準備を早めに行う。また、播種後好天が続くことが予想される日を選んで播種する。トンネルは、生育前半は抽台防止のために密閉するが、トンネル内部の水滴の付着が悪いと葉焼けを発生しやすいので、適宜かん水を行う。換気をする場合、急激に行うと葉が著しく萎れて葉焼けを発生させるので徐々にトンネルの換気穴を多くしたり、裾の開度を大きくする。

(2)タマネギ、ニンニク

タマネギ、ニンニクは、球の肥大が始まる4月中旬頃までは追肥を終了する。遅い追肥は、葉を過繁茂にして病害等の発生を多くするとともに貯蔵性を悪くするので行わない。4月からさび病の発生が見られるようになるので、早期防除を徹底する。

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