三里浜砂丘地の秋冬ダイコン

旬の里ふくいvol.6「旬のおいしさ大解剖」HPより

全国各地で栽培されている大根。なかでも青首大根は現在の主流品種となっています。
一年中流通している大根ですが、秋から冬にかけての今の時期が、最もおいしい季節です。
上記のサイトでは福井県の生産地のひとつである三国町で大根を生産している出蔵さんにお話を伺いしていました。

ダイコン箱

大根は一日収穫が違うと、大きくなりすぎてしまい、出荷用の箱に入りきらなくなることもあるそうです。収穫時期がずれるように種を蒔くようにしても「少し暖かい日が続くとすぐに大きくなってしまう」と出蔵さん。生育の状況からは目が離せないそうです。
11月半ばまでが出荷のピーク。
出蔵さんがいる三国町浜四郷地区の大根は砂丘地で作られるため柔らかく、味が染みやすいのが特徴ですが、キズが付きやすいという一面も持っています。
しなびてしまうために、早朝に収穫した大根はその日のうちに出荷しなければなりません。
まさに大根との時間の勝負を経て、私達の手元に届けられています。
5月~6月に出回る大根を「春大根」、10月~11月に出回る大根を「秋冬大根」と言います。
手洗いの時には、爪などで大根を傷つけないよう軍手を着用しているそうです。
味については「砂丘地で作られる大根は、他と比べて、生の時でも甘みがあります」。

また、北陸農政局HPより

だいこんの由来

だいこんは、アブラナ科だいこん属の植物で、主として肥大した根、茎、胚軸を食用とする、昔から日本人の暮らしに馴染んできた野菜の一つです。
だいこんのルーツは諸説ありますが、地中海地方や中東が原産で古代エジプトから食用としていた記録があるようです。日本での最初の記録は「日本書紀」に“『於朋花(おほね)』”の名前で記されています。この名前が“大根(おおね)”に転じ、さらに室町時代からは音読みの“だいこん”と呼ばれるようになったようです。栽培が盛んになったのは江戸時代に入ってからで、地方ごとにあった多種類のだいこんは品種改良が盛んに行われ、漬け物などの加工にも積極的に取り組まれ、飢餓対策として栽培が奨励されました。

北陸のだいこん産地

北陸管内では主として砂丘地で、すいかの後作として作付られることが多くなっています。北陸4県では2,443ha作付され、最も作付が多い野菜となっております。特に新潟県は作付面積で全国6位、収穫量8位となっております。北陸管内の代表的な産地としては、新潟県新潟市、富山県富山市、石川県金沢市、福井県坂井市などが挙げられます。
管内では一般的に、8月の上旬から中旬頃に播種を行い、生育期間は2ヶ月~3ヶ月程度で、10月の上旬頃から12月中旬にかけて収穫が続きます。

 だいこんの機能性と鮮度

だいこんにはデンプン分解酵素のジアスターゼが含まれているため、食べ物の消化を促進し、胸やけや胃もたれを防ぐほか、二日酔いの緩和にも効果があります。胃の弱い人には、食事に「だいこんおろし」を添えて食べると消化を助けてくれます。また、だいこんの葉には、カロテン、ビタミンC、カルシウム等が豊富に含まれており、辛味成分のイソチオシアナートは血液をサラサラにしたり殺菌作用があります。

ダイコン 説明

だいこんの鮮度は葉で見分けることができます。葉先がみずみずしいものを選びましょう。葉の切り口が「スカスカ」になっているものは、だいこん自体に“す”が入っている可能性が大きいので避けた方がよいかもしれません。根は太くて重く、かつ、表面が白くてつやとはりがあるものが良品です。根の先に毛穴が少ないものは、順調に生育した証しですので、その肉質も緻密です。

葉つきのものは日持ちも風味も良いですが、養分を葉にとられてしまうので、早めに葉を切り落としましょう。

注意:“す”とは、だいこんを切ったときに空洞がある状態を言い、急激な生長に養分供給が追いつかないことによって引き起こされる現象です。

調理のヒントと保存方法

白首だいこんは、根の上の方に甘みがあるので、サラダや下ろしなどの生食用として最適です。青首だいこんは白首だいこんと逆で、根の下の方が生食に向きます。春から夏のだいこんは辛みが強く、冬のだいこんは甘みが増すという特徴があります。

だいこん下ろしでは、時間が経つにつれビタミンCが失われますが、下ろした直後に少し酢を加えると、ビタミンCが壊れにくくなります。

だいこんは、大部分が水分ですので、乾燥を防ぐようにして保存しましょう。寒い季節には、新聞紙に包んで風が直接当たらないところに置けば、1週間は保存できます。冷蔵庫に保存する場合は、ラップに包み、野菜室で切り口を上にして保存しましょう。