全国農業新聞 20151016の記事より

福井県農業会議 人と組織をサポート 担い手対象に経営支援 

福井県農業会議では、担い手を対象として、安定的な農業経営を確立してもらうために、経営の支援活動を行っている。
同県内では、農業法人数が年々増加傾向にある。それにともなって、法人設立にともなう相談数も増加している。
こうした状況に対応するために、同農業会議では「農業法人化研修会」を開催している。
今年の研修会は、県内3会場で全4回のスケジュールで開催しており、既に3回が終了している。
1回目は、県農業会議職員や先進農業法人の代表者から法人化の目的や基礎知識を学ぶ講座になっている。
2回目以降は、2015、2016年度内に法人化を予定している組織に限定して、①法人化にともなう税の問題②設立登記に関すること③労務管理など、具体的な問題をとりあげて研修を行っている。
さらに、個別の具体的な問題への対応やフォローアップなどにも取り組んでいる。
また、自立した経営を確立するためには、経営管理能力を高めることが不可欠である。
そのためにパソコンを使用して、複式簿記記帳を指導する「農業経営・管理セミナー」を毎年開催している。多くの経営者が決算書を作成し、税務申告や経営の改善に役立てている。
今年は、県内3会場で、10月から2月の期間に6回に分けて開催を予定している。
農業会議職員による実務的な指導に加えて、税理士や中小企業診断士などのスペシャリストを講師に招き、専門的な指導も行う予定だ。

詳しくは福井県農業会議まで

福井県農業会議とは

チーム会 イラスト福井県農業生産における生産組織の役割は大きく、今後とも地域農業を担う効率的かつ安定的な経営体として組織形態の高度化や旧村程度の範囲をカバーする広域化が必要である。
また、生産組織は兼業農家が多い集落や中山間地で小規模農家が多い地域等では、地域の担い手として重要な役割を果たすが、地域農業の持続的な発展のためには将来に向けて任意組織を法人経営に育成することが重要である。
このため、組織の高度化や広域化を目指す生産組織に対し重点的な支援を行う。

生産組織高度化に向けた福井県農業会議の役割

相談窓口 イラスト組織高度化支援センターの運営
・経営改善計画の審査・認定
・スペシャリストの登録、派遣依頼
・経営改善計画等のデータ管理
・経営管理能力の向上支援(簿記)
◎スペシャリスト
・高度化に向けた高度で多様なニーズに対応
・専門知識を生かした高度な経営診断、分析
・法律等に基づいた責任ある指導支援

組織高度化支援センターとは

福井県農業会議内に設置。
組織高度化支援センターは、目的を達成するための次の業務を行う。

会議 イラスト
①「経営指導スペシャリスト」を設置し、新たに生産組織から提出のあった「経営改善計画書」に基づき、適正な助言、指導を行う。過去に(既に)市町を経由して「生産組織農業経営改善計画」を提出し、支援センターが認定した生産組織についても引き続き適正な助言、指導を行う。
②経営指導スペシャリスト等を講師に法人化研修会やコンサルテーション活動を行うと同時に、現地における法人化指導を行う。
③市町や関係機関に対し、生産組織の法人化に関する啓発活動を実施する。
④法人化後においても、経営改善に対するアドバイス等を行う。

お問い合わせ先

福井県農業会議
〒910-8555 福井市松本3丁目16-10 福井合同庁舎2階
TEL:(0776)21-8234・21-8235
FAX:(0776)21-8784