露地栽培と施設栽培とは?

両者の違いをWEBで調べてまとめてみました。

露地栽培とは

温室や温床などの特別の設備を使わず露天の耕地で作物を栽培する農法。つまり露地栽培とは、その農産物が本来育つべき季節に合わせて、自然に近い環境下で育てる栽培方法。 

露地野菜は作付品目によって1年間のうちに何度も収穫作業があります。四季を感じながら旬の野菜を収穫できるのも、露地野菜を生産している人にしか得られない喜びです。ただ、雨や風など天気の影響を受けやすいので、その状況に合わせた臨機応変な対応が必要となります。

露地野菜の栽培は計画性がないと成り立ちません。天候の状況や連作障害など様々な課題を考え、計画し、その通りに実行しなければ収量に大きな影響が出てしまいます。

まずは生産する野菜の栽培技術を一通り覚えるのが基本です。農業法人などでは栽培している野菜ごとに部門が分かれ、専属でその野菜を担当するといったこともあります。キャリアを積み、ある程度のノウハウを身につけてきたら作付の年間スケジュールや販路拡大の手法を考えていくことで、さらなるステップアップが可能です。

施設栽培とは

ガラス室やビニールハウスなどを利用して野菜,花卉,果樹などを栽培する園芸。加温設備を備えるものと無加温のものがある。

施設栽培は温度・湿度等の生育状況をコントロールすることができるため、収集したデータを活かすIT化が進んでいたり、高付加価値の野菜を栽培する技術も確立されつつあります。近年では異業種から農業への参入も多く、今後ますます発展が期待される分野です。

施設栽培の場合は通年で安定した生産が可能なことから、栽培・加工・販売までを一貫して行う6次産業化の取り組みが進んでいます。加工品の企画や販売など、生産だけにとどまらず様々な仕事を経験するチャンスがあります。

施設内の管理が重要になるため、環境の変化に敏感に気付ける人が向いています。また、施設野菜の栽培では細かい作業も多いので、手先の器用な人も向いています。

まずは生産する野菜の栽培技術を一通り覚えるのが基本です。ノウハウを身につけてきたら自分なりの栽培方法を試し、より品質の良い野菜を栽培する事も可能です。最近では自治体で新規就農を支援する取り組みも活発に行われているので、資金のかかる施設栽培での独立のハードルも下がっています。農業法人に就職した場合は、ある程度のキャリアを身につけた後、工場長や管理者へのステップアップも可能ですし、フランチャイズ農場を展開している法人であればそこから独立というステップもあります。

 

野菜イラスト1    ビニールハウス イラスト

露地栽培と施設栽培の比較

露地栽培

メリット

  • 同一面積ならハウス栽培よりコストが安い
  • 大面積化が容易
  • 連作障害が出る作物でも場所が変えられる

デメリット

  • その作物本来の時期しか栽培できない
  • 天候、害虫などの被害がハウス栽培より大きい

施設栽培

メリット

  • 1年を通して栽培できる(収穫時期を人為的にコントロールできる)
  • その作物が市場に少ない時期でも収穫できるため、より高値が狙いやすい
  • 外と隔離できるため天候、害虫の被害が露地より少ない

農作業イラスト17※例えば、

「水の管理」:施設内は当然屋内であり雨などは降りません。植物にとって水の存在は大きく、水の調整をすることによって大きさの調整、糖度の調整(トマトなど)が可能になり高品質の野菜の生産が可能になる。また病気の原因になる高温多湿の環境にならないように調整もでき減農薬にもつながる。

「温度の管理」:施設を活用した栽培で一般的に考えられるのが温度の管理。冬季は温風機が設置し、霜などの対策として活用し安定した生産が可能。

「日差しの管理」:温室内には夏場など日差しの強い時に野菜を守るため日よけのカーテン。またカーテンは日差し避けだけではなく冬場の寒い時にも保温用としても活用。

デメリット

  • 金欠 イラスト栽培コストが高い
  • 大面積化に非常にコストがかかる
  • 作物によって連作障害対策が必要
  • 作業性が悪いこと

※例えば、冬場は降雪に弱く特にビニールハウスは被害が受けやすく大雪の時は手がかかる。夏場は台風の襲来が怖く特に強風には警戒しないといけない。また管理費もかかり屋根の張替え等財政的にも厳しい面がある。

☆他にもこんな栽培があります。

抑制栽培

晩期出荷を目的として,開花または収穫期を遅らせる栽培技術。一般に野菜,花卉類に多い。本来露地物が出回らない季節に野菜を出荷することが出来る。
※例えば、夏野菜をハウス栽培等によって、秋に収穫出来るようになる。

促成栽培

露地での栽培(露地栽培)よりも生長・収穫・出荷を早くする栽培法。対義語は抑制栽培。
促成栽培を行うには、ビニールハウスや温室などを利用して保温あるいは加温する。出荷時期を早めることで、商品価値を高めることにつながる。
※例えば夏野菜をハウス栽培等により、春に収穫する。

養液栽培

植物の生長に必要な養水分を、液肥として与える栽培方法である。
培地を用いない水耕栽培、噴霧耕と、培地を用いた固形培地耕とがある。現在、トマトやナスなどのナス科の野菜、ホウレンソウやレタスなどの軟弱野菜、メロンやイチゴなどの果物的果菜類、バラなどの花卉に多く用いられている方法。