台風12号の接近に伴う農作物等の管理対策の徹底について

福井県のHPより掲載されました。

皆様、ご注意・徹底のほどお願いいたします。

用排水等の見回り注意

長雨イラスト1・豪雨・強風の中、圃場の見回り等を行うと、河川や農業用水路への転落、ハウス損壊の危険があるので、大雨や強風がおさまるまで控える。大雨がおさまった後でも、増水した水路等の危険な場所には近づかない。また、降雨により、圃場の畦畔や法面が崩壊しやすくなるので厳重に注意する。

 

<台風通過前の対応>

ハウス共通対策

・ハウス周囲の排水溝を点検整備し、パイプ基部が浸水しないようにする。

・ハウスバンドを締め直し、被覆材の破損部の補修や筋交いの補強を行う。

・ハウスの浮き上がりを防ぐため、ハウスパイプの基礎部の土を締め固める。特に、新設ハウスで被害を受けやすいのでアンカー増設等の対策を行う。

・天窓はガタツキを修繕し、ハウスバンド等を掛けて固定する。また、出入口やハウスサイドを閉める。

・換気扇のあるハウスでは、ハウスを密閉し、換気扇を稼働させてハウスを負圧にする。

・周囲に防風ネットが設置してある場合は、点検、補強を行う。

・ハウス等の周囲はよく整理し、風に飛ばされやすいものは片づけておく。

・キュウリ、ナス等の果菜類では、果実の若穫りを行うとともに、不良果や不良な茎葉は取り除き、株の負担を少なくする。

・ネギでは、大雨による浸水を防ぐため排水溝の手直しを行うとともに、強風に備えて土寄せ等をおこない株の倒伏を軽減する。

・降雨がない場合、強風により蒸散が促進されるので、土壌の乾燥具合を確認し適宜灌水を行う。

・ナシ「二十世紀」など袋かけしてあるものについては、風の影響を受けやすいので、防風ネットなど風対策の強化を図る。

・幼木や根の浅い樹種は、強風による倒木・落果を防止するために主幹にそわせて支柱を立て、結束する。

・ナシ等の棚栽培では、風による棚面の動揺を防ぐため、棚の「あおり止め」等の点検を行うとともに、枝梢を棚に誘引・結束しておく。

・防鳥・防蛾ネットは、固定紐のゆるみをなくすとともに、ネットの外側からビニールバンドで固定する等して風であおられるのを防ぐ。固定は必ずアンカー部にする。台風が接近し、ネットおよび棚の強度以上の強風が予想される場合はネットをはずす。

・近年増加しているブドウの施設では、ハウス共通対策を参照して、施設の強風被害を回避する。

<台風通過後の対応>

台風イラスト共通対策(ハウス破損、排水対策)

・ハウスや支柱、マルチ等に破損があれば早急に補強、補修する。

・施設内に水が侵入した場合、すみやかに排水を行なうとともに、換気を十分に行い土壌の乾燥を図る。

・圃場等を見回り、停滞水がある場合はすみやかに排水する。

・マルチを行なっている畝が冠水した場合は、マルチ下の土壌水分が過多となるので、マルチをはいだり、畝肩の部分までめくりあげたりして、畝の乾燥を促す。 

 

・野菜苗等のしおれが甚だしい場合は、「寒冷紗」や「べたがけ資材」等を被覆して、植物体の温度の低下と蒸散の抑制を図る。

・茎葉の折れや破れ等の被害が発生した場合、傷から病原菌が浸入しやすくなるので、被害株や被害葉を除去した後、直ちに予防散布に努める。

・果菜類で支柱等が倒れているものはすみやかに引き起こす。また、果実の被害程度に応じて摘果を行う。

・草勢を回復するため、液肥による葉面散布や追肥を行う。また、台風通過後の好天により土壌表面が固まっている場合は、軽く中耕し表土の通気を良くする。

・根元が露出している場合は軽く土寄せを行う。 

 

・倒木した場合はすみやかに立て直し、頑丈な支柱にくくりつける。

・枝が裂けた場合は、つっかえ棒で支えながら、傷口を合わせ結束する。枝が折れた場合は、適度な分岐部まで切り戻す。いずれの場合も、大きな枝の切断面には、ゆ合剤を塗布する。

・湿度上昇による病原菌の繁殖や強風で生じた傷口から病原菌が侵入することにより、病害が発生しやすくなるので、天候の回復後すみやかに殺菌剤を散布する。

・キズや病害が発生した果実は、仕上げ摘果で優先して摘果する。