福井県のHPに掲載されました

台風11号の接近に伴う農作物等の管理対策の徹底について

用排水等の見回り注意長雨イラスト1
・豪雨・強風の中、圃場の見回り等を行うと、河川や農業用水路への転落、ハウス損壊の危険があるので、大雨や強風がおさまるまで控える。大雨がおさまった後でも、増水した水路等の危険な場所には近づかない。また、降雨により、ほ場の畦畔や法面が崩壊しやすくなるので厳重に注意する。
台風通過前の対応
ハウス共通対策
・ハウス周囲の排水溝を点検整備し、パイプ基部が浸水しないようにする。
・ハウスバンドを締め直し、被覆材の破損部の補修や筋かいの補強を行う。
・ハウスの浮き上がりを防ぐため、ハウスパイプの基礎部の土を締め固める。特に、新設ハウスで被害を受けやすいのでアンカー増設等の対策を行う。
・天窓はガタツキを修繕し、ハウスバンド等を掛けて固定する。また、出入口やハウスサイドを閉める。
・換気扇のあるハウスでは、ハウスを密閉し、換気扇を稼働させてハウスを負圧にする。
・周囲に防風ネットが設置してある場合は、点検、補強を行う。
・ハウス等の周囲はよく整理し、風に飛ばされやすいものは片づけておく。
 野 菜
・キュウリ、ナスなどの果菜類では、果実の若穫りを行うとともに、不良果や不良な茎葉は取り除き、株の負担を少なくする。
・ネギでは、大雨による浸水を防ぐため排水溝の手直しを行う。
・降雨がない場合、強風により蒸散が促進されるので、土壌の乾燥具合を確認し適宜灌水を行う。
果 樹
・幼木や根の浅い樹種は、強風による倒木・落果を防止するために主幹にそわせて支柱を立て、結束する。
・ナシ等の棚栽培では、風による棚面の動揺を防ぐため、棚の「あおり止め」等の点検を行うとともに、枝梢を棚に誘引・結束しておく。
・防鳥・防蛾ネットは、固定紐のゆるみをなくすとともに、ネットの外側からビニールバンドで固定する等して風であおられるのを防ぐ。固定は必ずアンカー部にする。台風が接近し、ネットおよび棚の強度以上の強風が予想される場合はネットをはずす。
・近年増加しているブドウの施設では、ハウス共通対策を参照して、施設の強風被害を回避する。

また、農林水産省のHPに掲載されました

日照不足及び長雨並びに夏台風の接近及び通過に伴う農作物等の被害の防止について

日照不足及び長雨等の天候不順に係る対策長雨イラスト2

病害虫防除全般
1.日照不足、長雨や低温が続くことにより、農作物に病害が発生しやすくなることから、今後の天候の推移に十分に注意するとともに、ほ場の観察を定期的に行い、農林水産省や都道府県病害虫防除所等から発表される病害虫発生予察情報や技術情報等に基づき、適時適期な防除に努めてください。
2.各地域の病害虫防除の指導機関は、今後の病害虫の発生動向を予測するため、各地域の気象台等から発表される最新の気象情報を収集するとともに、農業者団体、共済組合等関係機関とも密接に連携しながら、気象、農作物の生育、病害虫の発生の状況等の情報の共有に努めてください。また、これらの情報を農業者等へ的確に提供するとともに、農業者等が行う防除の指導に努めてください。
3.都道府県病害虫防除所等は、病害虫の防除指導に当たり、試験研究機関及び地域農業改良普及センター等その他の関係機関と密接に連携し、病害虫発生予察に係る巡回調査を強化するとともに、的確な病害虫発生予察情報の提供と指導に努めてください。
4.農薬を使用する際には、ラベルに記載された使用基準を遵守し、散布した作物以外の作物等に飛散しないよう対策を講じてください。

園芸作物
1.低温・長雨・日照不足の条件下では、生育・着果不良の発生や、病害が多発しやすいので、気象の推移と生育状況に十分留意しつつ、排水対策や病害虫防除対策を徹底してください。また、品目によっては雨よけ対策等を講じてください。
2.特に果樹については、果実の肥大に遅れがみられる場合は、着果状況に応じた的確な摘果を実施するとともに、徒長枝や密生枝のせん定を実施し、寡照下における受光の確保に留意してください。

台風に係る対策台風イラスト

園芸作物全般
1.事前の対策
(1)台風が接近する前に施設やほ場周辺の点検、排水路の清掃を行ってください。
(2)温室、育苗・集荷施設等については、強風に備えて、取付け金具の緊張、抑えひもによる固定、妻面の補強等の防風対策に努めるとともに、飛来物による損傷を防止するために施設周辺の清掃、防風網の設置等に努めてください。
(3)排水が速やかに行われるよう施設周辺の集排水路の点検、清掃を行ってください。
(4)潮風害が予想される地域においては、除塩のための水源を確保してください。
2.被害拡大防止のための対策
(1)台風が通過した後は、速やかに施設、機器の点検を行い、補修や修理が必要な場合には適切な処置を行ってください。
(2)台風通過後の急激な気温の上昇に注意し、施設内の適切な温湿度管理に努めてください。
(3)ほ場や施設が冠水した場合は、排水ポンプや溝切り等によりできる限り速やかに排水を行ってください。
(4)潮風害を受けた場合には、できる限り速やかに散水により除塩してください。また、肥料が流亡した場合は、土壌分析を実施し、適正量を施用してください。
野菜
1.事前の対策
(1)ほ場内の早期排水対策として、あらかじめ溝切り、畦立て等の管理作業に努めてください。また、台風による風害・潮風害のおそれのある場合には、べたがけ資材の利用等により被害回避に努めてください。
(2)定植後の幼苗期は、支柱等により倒伏を防止してください。支柱やネットを設置している作物は、確実に固定されているか確認し、必要に応じて補強してください。
(3)は種や定植を予定している場合は、台風の通過前の作業を避け、通過後に行ってください。
2.被害拡大防止のための対策
(1)冠水や浸水等を受けたほ場においては、速やかな排水に努めてください。また、土寄せ、追肥、液肥の葉面散布等により生育の回復に努めるとともに、病害虫の発生を防止するため、折損した茎葉の除去と適切な薬剤散布を行ってください。
(2)果菜類では、根傷みによる草勢低下を防ぐため、摘果や若どりにより着果負担を軽減してください。
(3)生育初期において被害を受けた場合には、予備苗による植替えや再は種を行い、被害の軽減に努めてください。また、被害が著しい場合には、他の品種又は作物に転換することも検討してください。
果樹
1.事前の対策豪雨イラスト
(1)強風に備えて事前に防風網や果樹棚支柱、マルチ資材の点検・補修を行ってください。また、倒伏しやすい樹体は支柱により補強してください。
(2)収穫可能な果実はできる限り収穫してください。その際、農薬散布から収穫までの経過日数に留意してください。
(3)強い風雨が予想される地域では、かんきつかいよう病の発生が懸念されるため、防除基準に基づき、薬剤散布を行うとともに、既に罹病葉等がある場合には、園外へ処分してください。
(4)排水が速やかに行われるよう園地周辺の集排水路の点検、清掃を行ってください。特にマルチ栽培の場合は、雨水が土中に浸透せず園外への排出量が増加し、土砂崩れや石垣の崩壊等につながる可能性があるため、排水路や排水溝の点検、清掃に留意してください。
2.被害拡大防止のための対策
(1)被害程度に応じて、折損した枝の修復や被害果の摘み取り、せん定及び摘果を実施し、生育の回復に努めるとともに、病害虫の防除を適切に実施してください。強風による倒伏や枝裂けが起こった場合には適切な処置を行ってください。
(2)落果した果実については、農薬散布から収穫までの経過日数に留意し、必要に応じて低温保管、選別の徹底、早期出荷等に努めてください。また、落葉した場合は、日焼けや樹脂病等の発生に注意し、被害程度に応じて摘果や白塗剤の塗布等を行ってください。
(3)潮風害を受けた場合は、スプリンクラー等のかん水施設を活用し、直ちに水をかけ除塩作業を行ってください。除塩できずに落葉、落果等の被害を受けた場合には、被害程度に応じて液肥の散布、摘果、白塗剤の塗布等を実施してください。

以上、農林水産省のHPより抜粋しました。